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    避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル) 出産は感動的瞬間です。赤ちゃんは両親からこのうえない祝福を受けて生まれてくるのが望ましく、その子にとっても一番素晴らしい人生のスタートです。 もし、赤ちゃんを育てるだけの力がないとき、赤ちゃんがほしくないときは、避妊することが重要です。避妊方法には、いくつかの種類がありますが、それぞれ使用方法や使用部位が異なり、メリット、デメリットもあります。
自分の年齢や健康状態にあわせて、無理のない避妊方法を選んでいくことが必要です。

避妊にはいろいろな方法があります。どの避妊法も、100%安全で確実なものはありません。それぞれの避妊具や使い方を知り、自分にあった方法をいくつか組み合わせて、確実な避妊を行いましょう。

    避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル)は卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤の合剤で、欧米諸国においては約40年前より使用され、避妊効果は十分でしたが、重篤な副作用が指摘され続けました。 血栓症などの極めて重篤な副作用を避けるためには、避妊効果を維持する範囲内でホルモン量の低減化をはかるしかありませんでした。まず最初に血栓症などの副作用が卵胞ホルモン含有量と関係することが指摘され、1973年に初めて卵胞ホルモン含有量が50μg未満の低用量経口避妊薬が開発されました。 その後、黄体ホルモン剤の開発および低用量化がはかられ、有効性を維持しつつ安全性はさらに向上しました。現在においては、安全性の高い経口避妊薬として安心して服用できるようになりました。
先進国で唯一未承認であった我が国においても1999年9月2日より発売されましたが、市中の薬局で販売しているわけではありません。ピルを入手するためには医師の診察、処方箋が必要になります。ピルによって望まない妊娠を避け、女と男の良い関係をつくる時代になりました。現在では世界中に約1億人もの女性がピルを服用していると推察されています。


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避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル)の研究開発の歴史

避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル)の研究開発の歴史とは、高い避妊効果を維持したまま副作用の少ないピルを開発することでした。その結果、現在に至っては副作用の少ない極めて安全性の高い薬剤に改良されてきました。
1960年 「エナビット10」アメリカにて経口避妊薬(ピル)として世界ではじめて認可
1961年 「リンディオール」ドイツにて認可

●どちらも高用量ピルであったために強い胃腸障害、静脈血栓塞栓症、発癌性のリスクなどの問題が発生した。
1969年 FDA(アメリカ食品医薬品局)より「卵胞ホルモン含有量が50μg以下が望ましい」との勧告が出される。
1973年 初めて卵胞ホルモン含有量が50μg以下の低用量ピルが開発される。卵胞ホルモンの低用量化によって静脈血栓塞栓症などの卵胞ホルモンによる副作用は減少しました。しかし、不正性器出血の発現頻度が高くなるというデメリットが生じました。そこでより強力な黄体ホルモン剤の開発がなされましたが、こんどは喫煙者の心筋梗塞などの副作用が生じてきました。
1974年 段階型低用量ピルが開発される。
この段階型は女性の自然なホルモン周期(ホルモン分泌)に似せることにより、可能な限りホルモン量を減少させるために考案されました。その結果、ホルモン量を減少させるには成功しましたが、服用方法がややこしいために、飲み忘れによる妊娠などの問題がおこりました。
1981年 黄体ホルモン剤の改良による1相性低用量ピルの開発。第三世代の黄体ホルモン剤(デソゲストレル)を使用していますが、日本においては第一選択としては認可されていません。

 
避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル)の服用注意事項

中・高用量ピル 卵胞ホルモン剤の含有量がが50μg以上のピル。
いままで日本では避妊目的ではなく月経困難症などの産婦人科疾患の治療目的として使用されてきました。
低用量ピル 卵胞ホルモン剤の含有量がが50μg以下のピル。
今回避妊目的で新しく認可されたピル。

避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル) の副作用

ピルの研究開発の歴史で述べたように副作用の減少のための努力が続けられました。その結果、低用量ピルでは、中・高用量ピルでみられた重篤な副作用(静脈血栓塞栓症、虚血性心疾患、脳血管疾患、高血圧)の発現は軽減しました。
現在に至っては低用量ピルは副作用の少ない極めて安全性の高い薬剤に改良されてきました。しかし、副作用が全く無いわけではありません。また服用者が健康な女性であること、長期にわたって服用されるなどの特殊事情があり、十分な注意が必要である。

低用量ピルの主な副作用
悪心・嘔吐 頭痛
不正性器出血 乳房痛・緊満感

これらの副作用は服用周期を重ねるごとにその程度、発現頻度は著しく低下するものがほとんどです。これらは個人差によるとされ、ピルを飲み続けるうちに慣れて次第に消えていきます。

避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル) の長期服用による影響(副効用とデメリット)

→ 月経に関連した副効用
●月経異常の減少:生理不順、過多月経の改善
鉄欠乏性貧血の減少
月経困難症の減少
低用量経口避妊薬(以下ピルとする)を服用すると子宮内膜が本来より薄くなっているために月経血量が減少し過多月経がみられなくなります。また月経持続日数もだらだらと続くことはなく、その結果、総出血量(総経血量)が減少するために当然貧血は減少します。また月経周期が順調になるために次回の生理日の予測が可能になります。排卵が抑制されることにより月経痛が軽減もしくは消失します。

→長期服用による副効用
●子宮外妊娠の減少:妊娠数が減少するため当然の結果である。
良性乳房疾患の減少
骨盤内感染症の減少
良性卵巣嚢腫の減少
卵巣癌の減少
子宮体癌の減少
長期間の疫学的調査結果によりピルを服用している女性は、服用したことのない女性と比較すると卵巣癌や子宮体癌のリスクは減少することが明らかになった。しかもその危険度は服用期間に比例して減少し、ピル服用中止後も少なくとも15年間はこの予防効果が持続すると報告されている。 その他(更年期前後の骨量減少の遅延)

避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル) 緊急避妊用ピルってなーに?(性交後避妊法)

→ 緊急避妊法とは?

●性交後、そのまま放置すれば妊娠が成立する可能性がある状態の時に妊娠を緊急避難的に回避するための避妊法です。具体的には、避妊を行わなかった時、あるいは避妊に失敗した時(コンドームの破損、脱落、ピルの紛失、飲み忘れなど)、例外的にはレイプ後などに引き続いて成立しうる妊娠を回避するための避妊法です。
あくまで緊急避難的な避妊法であり、避妊効果は著明に認められますが絶対的な避妊方法ではありません。最後の手段としての避妊法であり、第一選択にすべき避妊法ではありません。

→緊急避妊法(性交後避妊法)の実際
●高用量卵胞ホルモン剤の投与
黄体ホルモン剤の投与
卵胞ホルモン剤・黄体ホルモン剤の合剤の投与(ヤッペ法)
ダナゾールの投与
子宮内避妊具(IUD)
その他

●緊急避妊法として上記の方法が世界的に報告されていますが、最も簡便で普及している方法は卵胞ホルモン剤・黄体ホルモン剤の合剤の投与(ヤッペ法)です。無防備な性交後72時間以内とその12時間後に卵胞ホルモン剤(エチニルエストラジオール)200μg、黄体ホルモン剤(レボノルゲストレル)2.0mgを2分して服用する方法です。
具体的には無防備な性交が行われた後、72時間以内にできるだけ速やかに中用量ピルを2錠服用し、その12時間後に更に2錠服用します。 性交後、すみやかにお近くの産婦人科を受診して下さい。

→避妊効果の判定

●性交後72時間以内に投与した場合の妊娠率は、投与しなかった場合には20〜30%であるのに対して、現在0.6%以下となっています。24時間以内に投与した場合には、さらに妊娠の可能性を抑えることができます。従って、その避妊効果は明らかです。
一般的に避妊効果の判定は1回の性行為に対して行われるのではなく、100人の婦人が1年間に妊娠する率(避妊に失敗する率)(パール指数と呼ばれています)として表現されます。(たとえば経口避妊薬(ピル)(21日間連続服用)の場合にはパール指数は約0.1(%)ですので、ピルを1000人服用した場合に1人妊娠することになるのでほぼ完璧に避妊できます。)
従って、1回の性行為を対象とした緊急避妊法の避妊率は他の避妊法と比較する事は出来ません。しかし1年間を通しての避妊法としては他の避妊法の方が勝っているのは明らかです。緊急避妊法はコンドームの使用率の高い日本においては一定の役割を果たすと思われますが、継続的に行う避妊法ではなく、あくまでも緊急避難の措置です。


避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル) 主な性感染症の症状

経口避妊薬(ピル)
は、HIV感染(エイズ)及びその他の性感染症(例えば梅毒、性器ヘルペス、淋病、クラミジア感染症、尖形コンジローム、膣トリコモナス症、B型肝炎等)を防止するものではありません。性感染症の予防にはコンドームが最も有効です。避妊のために経口避妊薬を使用し、性感染症の予防のためにはコンドームを使用することをダブルダッチメソッドと呼んでいます。

エイズ→感染初期に風邪のような症状が出現しますが、数年間無症状期間が続いた後、通常ほとんどみられないカリニ肺炎などに罹患します。
梅毒→初期、感染部位に硬いしこりができ、やがて潰瘍になります。その後、微熱、全身倦怠感があり、梅毒性の発疹(梅毒疹)があらわれます。
性器ヘルペス→初期感染時には外陰部に軽いかゆみがあり、その後に激しい痛みになります。ひどい場合には痛みのため歩行困難になる場合もあります。
淋病→男性では外尿道口が赤くただれて膿が出たり、排尿時に激しく痛みます。女性ではおりものが多くなったり、陰部がかゆくなる程度のこともあります。
クラミジア感染症→男性では、軽い排尿痛や尿道のかゆい感じがあります。女性では子宮頸管炎を起こし、おりものが少し増える程度で、感染してもわからない場合も多くあります。
尖圭コンジローム→粟粒大で乳白色のイボのようなものが外陰部や肛門にできるウイルス感染症です。小さいイボの様な形をしていますが、よく見ると先がとがっているために「尖圭」という名前が付いています。
膣トリコモナス症 黄色い帯下、強い外陰部のかゆみ、排尿痛などの膀胱炎症状が特徴的症状です。
B型肝炎(急性) 最初に風邪に似た症状や急性胃腸炎に似た症状があり、その後黄疸などの急性肝炎の症状が現れます。

避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル) 相対的禁忌

1 ;本剤の成分に対して過敏性素因のある女性。
2 エストロゲン依存性腫瘍(例えば乳癌、子宮体癌、子宮筋腫)、子宮頸癌及びその疑いのある患者。(腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。)
3 診断の確定していない異常性器出血のある患者。(性器癌の可能性があり、出血が性器癌の場合には癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある。)
4 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既往歴のある患者。(血液凝固能が亢進し、これらの症状が増悪することがある。)
5 35歳以上で1日15本以上の喫煙者。
(心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。)
6 血栓性素因のある女性。
(血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。)
7 抗リン脂質抗体症候群の患者。
(血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。)
8 大手術の術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内及び長期間安静状態の患者。
(血液凝固能が亢進し、心血管系の副作用の危険性が高くなることがある。)
9 重篤な肝障害のある患者。(代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するために症状が増悪することがある。)
10 肝腫瘍のある患者。(症状が増悪することがある。)
11 脂質代謝異常のある患者。
(血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。また脂質代謝に影響をおよぼす可能性があるため、症状が増悪することがある。)
12 高血圧症のある患者(軽度の高血圧の患者を除く)。
(血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。また症状が増悪することがある。)
13 耳硬化症の患者。(症状が増悪することがある。)
14 妊娠中の黄疸、持続性そう痒症または妊娠ヘルペスの既往歴のある女性。
(症状が再発するおそれがある。)
15 妊娠または妊娠している可能性のある女性。
(妊娠中の服用に関する安全性は確立されていない。)
16 授乳婦。(母乳の量的、質的低下が起こることがある。また母乳中に移行することが報告されている。)
17 思春期前の女性。(骨端の早期閉鎖を来すおそれがある。)

 


避妊薬(ピル)・経口避妊薬(ピル) - 体験談&御意見
 
http://finedays.org/pill/mails.html
http://piza.2ch.net/kageki/kako/962/962205381.html